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九州場所

2007年11月26日

今年の九州場所は、白鵬関の優勝で終わった。

千秋楽の一番で琴光喜関に敗れたけれど、星一つの差で追っていた千代大海関が怪我のため不戦勝となり、最後の取り組みの前に優勝が決まっていた。これらのことや、場所前の事件に関して色々と厳しい意見があるようだが、そういった意見は別のサイトに譲ることにする。

あの一番での琴光喜の気合の入りようはすごかった。ここで思い出されるのは、琴光喜が大関への昇進を決めた場所での、解説の舞の海さんの言葉である。

今まで気合が入っていなかったとは言いませんが、今場所の琴光喜関の気合はものすごいですね。

あの気合と同じものを、最後の一番に感じた。14日目の相撲で千代大海を怪我させてしまった、悩める若い白鵬では、相手にならなかった。白鵬が弱かったのではなく、琴光喜が強かったんだと思う。

今場所一番の取り組みは、なんと言っても14日目の白鵬・千代大海戦。強い立会いから責める千代大海。とったりでかわしながら、投げに出る白鵬。最後は白鵬がうまく仕留めたけれど、どちらが勝ってもおかしくない相撲だった。相撲って、本当に面白い。

怪我で休場の千代大海は、その後コメントしていない。代わりに師匠の九重親方が休場の理由を語っているのは、千代大海本人が相当悔しい思いをしていることの証拠。きっちり直して、来場所からまたあの怒涛の様なつっぱりを見せて欲しいと思う。

初場所から、もう一人の横綱が帰ってくる。若い白鵬には、まだまだこのような兄貴分の存在が必要ではなかろうか。若い横綱へ期待することもたくさんあるだろうが、静かに見守ることも大事だろう。

来年期待したい力士は、次のとおり。

白鵬・朝青龍 → 優勝争い
琴光喜・千代大海 → 優勝・横綱への期待
安馬・稀勢の里・琴奨菊 → 大関昇進
豪栄道・把瑠都・豊ノ島 → 三役・大関昇進

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