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次期Windowsはタッチスクリーン採用?

2008年5月28日

CNN.co.jpより
次期Windowsはタッチスクリーン採用、画面操作は指で
カリフォルニア州カールズバッド(AP) 米マイクロソフトは27日、次期パソコン用OS(基本ソフト)の「Windows 7」は、タッチスクリーンを採用すると発表した。米アップルの携帯電話iPhoneのように、マウスを使わず指で画面に触れて操作できるようになる。

ここでいうWindows 7は2009年後半に発売予定だそうな。これが前面に出てくるところを見ると、たぶん新しいWindowsはVistaとほとんど変わらない。

タッチスクリーンというのは、iPhoneのようにコンパクトに収めようとする場合は良い技術だと思うけれど、すべてのニーズに当てはめられるようなものではないと思う。そもそも、ヴァーチャル空間内で動く(マウスの)ポインタの動きを、現実空間にある指の軌跡などに一致させる必要性はほとんど無いはず。

例えば、マウスでコンピューターの操作をしているとき、『腕を右奥のほうに動かすことでポインタを右上に移動させ』 『左指を押し下げることでXマークをクリックする』と考えながら操作する人がどれくらいいるだろうか?ほとんど居ないだろう。『マウスを右上に移動させて左クリック』と考えながら操作している。同様に、歩くときに『まず右足を前方に出して、同時に左足に力を加えることで体の重心を前に持っていく』など考えない。『右足から歩き始める』と考えているだけだ。

企業にすれば、ああいった『次世代のOS』を宣伝する必要があるのだろう。人は、良くも悪くも、新しいものに興味を持ちがちだから。古くても良いものはたくさんあるのにね。

ちなみに、マウスが出始めた20-30年前、タッチペン(だったかな?)というものもあった。結果としてマウスが生き残ったのは、マウスのほうが使い勝手が良かったからだろう。タッチスクリーンは、タッチペンの機能を改良してペンを使わなくて良いようにしただけだと思うので、汎用コンピューターのインターフェースとして受け入れられるとはとても思えない。

ビル・ゲイツ会長は脱マウス革命を宣言し、「今はキーボードとマウスの相互作用がほとんどすべてだが、いずれ音声と視覚、インクが大きな役割を担うようになる」と予告した。
多分、これを言いたいがために、タッチスクリーンの話をしたのだとは思うけれど。『いずれ』って、何年先の話なのかな。私がまだ生きている時代の話なのかどうか…。

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