プログラミング

VBscriptでのExecuteの使用

2005年7月13日

 VBscriptには、Execute命令が存在する。これは、多くの場合インタープリター言語で使用可能な命令なのであるが、結構便利である。最近、これで関数やサブルーチン、クラスなども定義できてしまうのを知り、驚いた。例えば、

T="sub ShowOK"+vbcrlf
T=T+"msgbox ""OK"" "+vbcrlf
T=T+"end sub"+vbcrlf
Execute T
ShowOK

と記述すれば、ちゃんと『OK』を表示するダイアログが表示される。ちなみに、『Execute T』と『ShowOK』の二つの行を入れ替えると、エラーになる。

 この機能は諸刃の剣と考えた方が良い。使用する場合には、そのExecuteステートメントが何をしているのかが分かるような注釈行を入れた方が良いだろう。でないと、簡単にスパゲッティーができあがってしまう。

 そういったことを考慮して使用すると、例えばVBscriptには無い、『#include』のような使い方も出来そうである。VBscriptは元々、HTMLに埋め込んで使用することを前提に設計されているため(HTML では、<SCRIPT SRC="xxxx">が使える)、VBscriptを複数のファイルに分割することが出来ないのであるが、Execute命令を用いればそういったことも出来る。バッチファイル(*.bat)の高機能な代替品として使っている私としては、これは都合がいい。

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