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児童の上履きにICタグ:副作用はないのかな

2008年4月19日

asahi.comより、

大教大池田小、児童の上履きにICタグ 所在確認実験
大阪教育大付属池田小学校(大阪府池田市)は今月、5、6年生の全児童239人の上履きに発信機能を持つICタグを埋め込み、所在を確認できるシステムの実験を始めた。01年6月の児童殺傷事件の際、子どもたちがどこにいるのか把握できずに混乱した教訓を生かす。

教訓を生かして何かできないかと模索するのは分かるけれど、これはむしろ犯罪の温床にならないかと心配。以前どこかの小学校でランドセルの中にタグを埋め込んむという話があったとき、そのタグの電波を調べることで犯罪者が容易に小学生の行動を把握できると指摘されていた。今回のこれも、同じことのような気がする。

シナリオとしては、以前池田小で事件を起こしたのと同じような犯人が、タグの電波をキャッチする装置を持って小学校に侵入。児童が一人になっているところを見計らって誘拐等の犯罪を行うというもの。

セキュリティーを高めようとして、もっと危険な脆弱性が出てしまう可能性の、良い例だ。アプリケーションの脆弱性対策でも、こういったことにならないように気をつけないといけない。

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