コンピューター・その他

AVG 8.0 の LinkScanner は問題あり

2008年5月11日

ウィルススキャナーを、AVG の 8.0 にアップグレードした。この新しいバージョンには、LinkScannerという機能があり、GoogleやMSNなどで検索した際に、結果として現れたサイトが安全かどうか調べるようになっているらしい。

checking checked

左はチェックしている最中。問題ない場合は、右のように表示が変わる。どのようにして調べているのかを調査するため、自分のこのブログがGoogleの検索結果に現れるように、キーワードを指定してみた。結果として分かったことは、このLinkScannerではそれぞれのページを先読みしているということである。

この機能、良いように見えて、いろいろと問題があると思う。

1)Googleで検索するだけでそれぞれの検索結果のページを読みに行くので、こちらが知らないうちにそれぞれのリンク先のサーバにアクセスログが残る。たとえリンク先をクリックしていなくても。
2)この機能では、リンク先のページだけしか調査していない。したがって、検索結果に現れたリンク先のページは問題なくて、その一つ奥のページに問題があるような場合でも、問題無しと表示されるはず。
3)イントラネット・インターネット両方について、無用なトラフィックの増大がある。
4)Grisoftはこの機能を利用して、問題のあるサイトのデータを収集しようとしているのではないかと言う懸念がある(注:Grisoftへの報告機能をオフにするオプションも有る)。

これらのことについて気にならない人には、便利かもしれない。セキュリティー以外でのメリットとしては、先読みしていることで、リンク先を実際に表示させるのが速くなる可能性があるということ。

私は、閲覧の意志がないページのサーバにアクセスログが残るのがいやなので、この機能をオフにした。AVGのコントロールページでオフにするとAVGが『ちゃんとprotectされていない』と怒る。ブラウザ側で当該のアドオンをオフにすれば、そのようなおせっかいは受けない。

コメント

Kat (2008年5月11日 18:24:52)

もう少し本格的にはずす方法がGrisoftのFAQにある。
http://free.grisoft.com/ww.faq.num-1241
インストーラにオプションとして
/REMOVE_FEATURE fea_AVG_SafeSurf /REMOVE_FEATURE fea_AVG_SafeSearch
を指定すればよいらしい。

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