Linux

PostgreSQLインストールメモ

2005年6月22日

 PostgreSQL を、Linuxサーバにインストールした。このデータベースエンジンは現在は用いていないが、将来使用することがあるかもしれないので、インストール状況のメモを取っておくことにした。

 まず、www.postgresql.jpからダウンロード。ここで使うバージョンは、7.4.5 である。このバージョンを使うという結論に至るまでいろいろあったけれど、それは省略。結論としては、今のLinuxディストリビューション(Vine-Linux-3.1)で提供される PostgreSQL 用 rpm ファイルのバージョンと合わせた。v7.4.5日本語版のインストール説明はこちら

./configure でインストールを試みた。

checking for gcc... no
checking for cc... no
configure: error: no acceptable C compiler found in $PATH

なんと、C-compiler がまだ全くインストールされていないことが判明。インストールCDにあるrpm ファイルを用いて、インストールした。

gccのインストール

# rpm -ivh gcc-3.3.2-0vl8.ppc.rpm
エラー: 依存性の欠如:
binutils >= 2.13.90.0.10 は gcc-3.3.2-0vl8 に必要とされています
glibc-devel >= 2.2.90-12 は gcc-3.3.2-0vl8 に必要とされています

# rpm -ivh binutils-2.14.90.0.7-1vl2.ppc.rpm

# rpm -ivh glibc-devel-2.3.3-3vl1.ppc.rpm
エラー: 依存性の欠如:
kernel-headers は glibc-devel-2.3.3-3vl1 に必要とされています
kernel-headers >= 2.2.1 は glibc-devel-2.3.3-3vl1 に必要とされています

# rpm -ivh kernel-headers-2.4.26-0vl17.ppc.rpm
# rpm -ivh glibc-devel-2.3.3-3vl1.ppc.rpm
# rpm -ivh gcc-3.3.2-0vl8.ppc.rpm

PostgreSQLのコンパイルとインストール

 さて、gcc が入ったので、PostgreSQL をコンパイルしてインストールできるはずである。

# ./configure
---略---
configure: error: readline library not found
If you have readline already installed, see config.log for details on the
failure. It is possible the compiler isn't looking in the proper directory.
Use --without-readline to disable readline support.

うむむ、readline が見つからないとある。当然、"--without-readline" でreadlineを使わないようなパッケージにするやり方もあるのだろうが、これはガイドではお勧めできないとのこと。そこで、readline のインストールを試みた。

# rpm -ivh readline-4.3-5vl1.ppc.rpm
準備中... ########################################### [100%]
パッケージ readline-4.3-5vl1 は既にインストールされています

なんで?google で "error: readline library not found" で検索すると、結構みんなここでストップしている様子。googleで色々調べると参考になるページがみつかり、そこでは、readline-devel が必要と有った。つまり、c 言語から readline を使えるようにするものらしい。これがないので、コンパイルに支障を来すということか。

# rpm -ivh readline-devel-4.3-5vl1.ppc.rpm

# ./configure
---略---
configure: error: zlib library not found
If you have zlib already installed, see config.log for details on the
failure. It is possible the compiler isn't looking in the proper directory.
Use --without-zlib to disable zlib support.

うん、readline の問題は回避。つづけて、zlib に問題有りとでるが、これは先のgoogle の検索で多くの人が同じ経験をしているらしく、予想していた。で、同様にzlib-devel をインストールする。

# rpm -ivh zlib-devel-1.1.4-0vl3.ppc.rpm

# ./configure
---略---
configure: creating ./config.status
config.status: creating GNUmakefile
config.status: creating src/Makefile.global
config.status: creating src/include/pg_config.h
config.status: linking ./src/backend/port/tas/dummy.s to src/backend/port/tas.s
config.status: linking ./src/backend/port/dynloader/linux.c to src/backend/port/dynloader.c
config.status: linking ./src/backend/port/sysv_sema.c to src/backend/port/pg_sema.c
config.status: linking ./src/backend/port/sysv_shmem.c to src/backend/port/pg_shmem.c
config.status: linking ./src/backend/port/dynloader/linux.h to src/include/dynloader.h
config.status: linking ./src/include/port/linux.h to src/include/pg_config_os.h
config.status: linking ./src/makefiles/Makefile.linux to src/Makefile.port

よしよし、これで一山越えた感じ。つづけてコンパイルと、インストール。c 開発環境がインストールされていなかったのだから、Linux でコンパイルするのは初めてである。www.postgresql.jp のガイドに従って、gmake コマンドを使用した。

# gmake
---略---
All of PostgreSQL successfully made. Ready to install.

$ gmake check

# gmake install
---略---
PostgreSQL installation complete.

# gmake clean

あと、ガイドで薦められている環境設定を少し。

# LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/pgsql/lib
# export LD_LIBRARY_PATH
# /sbin/ldconfig /usr/local/pgsql/lib

これで、PostgreSQL のセットアップは完了(のはず)。

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