コンピューター・その他

PALのDVDをNTSC に変換するには

2005年10月16日

 我が家は、ヨーロッパに住んでいるにもかかわらず、DVD Player はアメリカで購入したもの(NTSC再生用)を利用している。なので、ヨーロッパで販売されているPAL規格のDVDはコンピューター経由で見ている。レンタルDVDを一度見るだけならそれでも良いが、買ったDVDはやはりコンピューターではなくDVD Playerで再生したい。PAL-DVDのNTSCへの変換の仕方を簡単にまとめてみた。

1)リッピング及び、AVIファイルへの変換。

 DVDxでリッピングを行う(同時に、AVIファイルに変換される)。ここでは入力・出力共に、PAL(25fps)を指定。AVIは、映像のエンコードにDivXの1pass、10000kbpsを指定し、音声にはACMを指定する。Custom chapterで、1チャプターずつ別のAVIファイルを作成するようにすると良い。

2)AVIファイルの結合。

 Virtual Dub を利用し、作成されたAVIファイル群を結合して、一つのファイルにする。

3)MPEG2エンコード。

 TMPGEncを用いて、AVIファイルをMPGファイルに変換する。DVD-NTSCを指定。Constant bit-rateで殆どの場合は大丈夫である。bit-rateは、560000をトータル再生時間の分数で割った値を使えば、大抵は4.7GBのDVD-Rに収まる。画面サイズが16:9の場合は、これこれを参考にしてオプションを調整。

4)オーサリング。

 お気に入りのオーサリングツールでDVDファイルに変換し、最後にバーニングで完成。

コメント

徳永英彰 http://JapaneseGuitarist.com (2007年4月29日 02:15:24)

Los Angeles在住でJazz Guitarをしております徳永英彰と申します。上記の件参考になりました。ありがとうございます。

2年ほど前にDVDで作品を発表していたんですが、PAL方式でみれるかどうか不安です。一応リージョンフリーで作られているんですが、、。

kat (2007年4月30日 11:34:16)

こんにちは、徳永さん。

 Los AngelesでDVDを製作なさったのなら、NTSC規格ですね。もしそうなら、リージョンフリーに設定してもPAL規格のDVDプレーヤーでは再生できないはずです。もっとも、近年は一つの装置でNTSCもPALも両方再生できるものもあるのでしょうから、そういった場合は別ですが。

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